みなさん、こんにちは。
ライターの伊藤です。
「宅建士試験から学ぶ意外と知らない知識」の第三回は、ビルやマンションの最上部に付いていたり付いていなかったりする「棒」についてです。
近くにビルやマンションがある方は、その最上部を見てみてください。
真っ直ぐで細長い棒のようなものが立っていませんか?
アンテナの隣に立っていることも多いので、その一部のようにもみえますが、実は重要な役割がある設備です。
▼ヒントはこちら

もう分かりましたよね。正解は「避雷針」です。
金属でできており、地下にある金属板と銅線で繋がれています。
雷が避雷針に落ちるように誘導し、電流を地表に逃すのです。
冷蔵庫や電子レンジに付いているアース線と少し似ていますね。
アース線も、漏電した電気を地面に逃し、感電を防ぐ役割があります。
しかし、すべての建物に避雷針が付いているわけではありません。
建築基準法では、次のように定められています。
(避雷設備)
高さ20メートルを超える建築物には、有効に避雷設備を設けなければならない。ただし、周囲の状況によって安全上支障がない場合においては、この限りではない。
建築基準法第33条
住まいがマンションの方は、避雷針が付いているかどうかチェックしてみてくださいね。
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